座禅も呼吸法の一つです。
座禅は必ずお寺へ行って和尚さんの前でするものとは限りません。
自分のお部屋でできます。座れない方もありますが椅子に腰かけてもできます。極端な話寝てもできます。
要は座禅って何をするかというと、精神を集中することです。
頭の中を空っぽにすることです。
呼吸は鼻で細く長くしますが特に意識する必要はありません。
椅子に座って背筋を伸ばし、頭の中を空っぽにすることです。無になることです。
言い換えれば石になることです。石は何も考えません。そこに有るだけです。
しかし、次から次へと色々なことが頭の中に浮かんできます。それでもそのまま集中することです。
そんなに長く続ける必要はありません。1回5分でも10分でもOKです。
だんだん長く続けられるようになります。
少しづつ無になれる時間が長くなります。
余談ですが不眠症の方は寝ながらこれをやって下さい。眠れないとき、気持ちを集中して無になる時間が長くなるとそのまま寝られます。寝られないときにやってみて下さい。
続けるうちに、ある日素晴らしいことが空きます。
私の経験ですが、気の重心と言いますか気の所在が胸の辺りからスーと下腹部に落ちていくのがハッキリと分かります。
最高の気分です。どっしりと何にも左右されない感じになります。
これこそが座禅の意味です。
これを経験するまで続けることです。