野球において大事な呼吸法が2つあります。
①ボールを投げるときは息を吐いてお腹の空気を空にして投げること。
(自然に胃袋の力も抜けてきます)
ピッチャーも野手も捕手もです。
(イ)ピッチャーの場合。
テークバックの始動(4)からフーと息を吐き始めトップ(7)でお腹の空気を空にします。そのまま投げるのです。
歯を食いしばってはいけません。口はポカンと空いてるくらいでOKです。
投げ終わった後フーと息を吐くピッチャーをよく見ますが息を吐いてお腹の空気を空にして投げるのです。
体の力が全てボールに集中します。その結果次の利点があります。
-
-
- 球速が上がります。
- コントロールが良くなります。
- スタミナの消耗が非常に少ない。その結果今まで100球しか投げられなかっても150球投げられるようになります。
-
- 先の日本シリーズでオリックスの山本由伸投手が大きな声を出しながら投げていました。他にも、中日の星野投手が大声を出しながら投げていました。声を出しながらということは息を吐きながらということです。
体の力が全てボールに集中します。その結果次の利点があります。
-
-
- 球速が上がります。
- コントロールが良くなります。
- スタミナの消耗が非常に少ない。その結果今まで100球しか投げられなかっても150球投げられるようになります。
-
- (注)ピッチング練習をするときにマウスピースをはめる人がいますが、歯を食いしばってはいけません。口はポカンと空いてるくらいがいいんです。
ボクサーは息を吐きながらパンチを出します。
テニスプレイヤーは大きな声を出しながら(息を吐きながら)ボールを打ちます。
これもいいですが吐いてから投げる方がフォームが安定し、コントロールも安定します。
そして、スタミナの消耗が少ないです。
(ロ)野手の場合
ボールを補球と同時にフーと息を吐きお腹の空気を空にして投げます。
内野手が一塁へ投げるときも、外野手がバックホームをするときも同じです。
ピッチャーと同じ利点があります。
(ハ)捕手の場合
野手と同じです。セカンドへ投げるときも補球と同時にフーと息を吐きお腹の空気を空にして投げます。(瞬間にできますから問題ありません)
ピッチャーと同じ利点があります。
日頃キャッチボールをするときに補球と同時にフーと息を吐きお腹の空気を空にする習慣をつけましょう。
②バットを振るときも息を吐きお腹の空気を空にして振ること。
バックスイングの初めから息を吐きトップでお腹の空気を空にしてバットを振ります。その結果次の利点があります。
- ヘッドスピードが速くなります。
- スタミナの消耗が非常に少ない。その結果今まで100回しか振れなかっても150階振れるようになります。